クラシック百科

クラシック音楽に関することを綴っています

ビゼー 歌劇『カルメン』

本日はビゼーの歌劇「カルメン」を紹介します。

 

お気に入りの演奏

 

オペラの場合、お気に入りの演奏は大体世評と合ってくるのかな?と思っています。

理由は歌手が役に合っていて、技術的に上手であればほとんど不満が出ないからです。

よって初めてお聴きになる場合は名盤ほにゃららの本で1位のを聴けばまず間違い無いです。

曲を聴きこんでからいろいろな演奏を探してみてください。

ちなみに後述しますが、私の一番のお気に入りはカラヤンの演奏(新盤ではないですが)なのですが、実は私はカラヤンの良い聞き手ではありません。カラヤンの演奏でオペラ以外好きな演奏は無いと言っても過言ではありません。理由はまたの機会に書くことにします。

 

カラヤン指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団  L.プライス

録音年 1963年  お気に入り度 ★★★★★

この演奏は本当に好き!

まずなんと言ってもオケがうまい。

もともとウィーンフィルは大好きなオケだが、この時代のウィーンフィルは本当に格別。

ポルタメントを要所でかけていたり、何より音色が良い!

プライス、コレッリ、フレーニら歌手達も私のイメージに限りなく近い。

カラヤンもオペラだと私の嫌いな部分があまり前面に出てこない。

私にとってはほぼ理想的な演奏。

 

 

プレートル指揮 パリ国立歌劇場管弦楽団  M.カラス

録音年 1964年  お気に入り度 ★★★★☆

お分かりかもしれないが、カラスを聴くべき演奏。

よってカラスがカルメンのイメージに合わないのであれば面白くないと感じる。

私は多少カラスがカルメンのイメージとは違うが、やはり抜群に上手いし、雰囲気を持っているにで好きな演奏ではある。

プレートルはある意味無難な指揮。

 

アバド指揮 ロンドン交響楽団  T.ベルガンサ

録音年 1977、78年  お気に入り度 ★★★☆

まだアバドが輝いていた時代の録音。(私はベルリンフィル時代以降の彼を好まない)

若々しく音楽に覇気があって好ましい。

歌手も水準以上の出来でたまに聴きたくなる演奏。